みんなの日々是好日では、日常のちょっとしたことをご紹介。お楽しみやハマっていることなど、その人にとっての好日の一片をお届けします。
Text and Photo by とちぎ縁日
野菜を使った乳酸発酵品を作ってみました。材料は野菜と塩だけ。どんな仕上がりになるかというと、例えるならザワークラウト(キャベツの乳酸発酵漬け)のような感じです。
定番はニンジンを使ったもの。そのままはもちろん、ワカメやヒジキなどの海藻と組み合わせたり、副菜の彩りに添えても大抵はいい感じにまとまってくれます。なので常備しておくと、もう1品欲しい時にとても便利。乳酸発酵によるほのかな酸味と素材の旨味。野菜と塩だけで作ったとは思えない、複雑な味に出会えます。季節の野菜で試してみませんか?
作り方
- 材料:
- 野菜、塩(野菜の重量の1.5〜2%)
- 道具:
- 漬物器(なければ保存袋で代用。漏れを考慮して二重にする)
- Memo :
- 今回は、農薬も化学肥料も使わずに栽培された、ニンジンのB品を使いました。そのため、汚れやキズなどの気になるところは取り除いています。特に気になることがなければ、皮ごと使いましょう。
バリエーションとしては、キャベツ、カブ(葉と茎も)、大根、きゅうり、菜の花など。柑橘類の皮やハーブなどを一緒に漬けることも。また、野菜の水分を利用して漬け込むため、ものによって切り方や分量を調整します。季節や水分量によっては、発酵を助けるために糖分をほんの少しだけ加えることもあります。
- ニンジンを千切りにする。この時、2通りの切り方をすると、歯ごたえの違いが楽しめるのでおすすめ。例えば、千切りの他に、頭と下の部分は太めに切るなど。
- ニンジンの重量の1.5〜2%の塩を1に満遍なくまぶす。
- 2を漬物器に入れる。この時、大きめに切った方が底になるように入れる。押し板をおろす。保存袋の場合は、しっかりと空気を抜き、重石の代わりにペットボトルなどを上に乗せて押さえる。
- 数日間室温に置いて、ニンジンから水が上がり発酵していれば完成。清潔な容器に入れ替え、冷蔵保存する。
置いておく期間の目安は、冬場なら1週間くらい、気温が高い時期なら1〜3日くらい。香りで判断。
- Arrenge :
- オリーブオイルに浸しておいたドライフルーツをかける。レモン汁をかける。ナッツ類を上に乗せる。柑橘類と和える。他の野菜と和える・・・and more キリがないので終わります。