農家さんの紹介:帰農志塾(那須烏山市)
「日本農業の後継者を育てよう。農業をやるなら有機農業だ」。
農家の後継者不足に加え日本人の食料の確保や安全性も危惧した戸松正さんが、新規就農者の教育を目的として1976年に茨城で設立しました。よりまとまった研修農場を求め、1984年に那須烏山へ移転。現在は2代目の正行さんが運営をしています。
常時7~8人の就農希望者を受け入れ、農薬や化学肥料(化学合成物質)に頼らず作物の持つ生命力をいかに引き出し、健やかに生育する栽培環境を整え、種やその作物本来の生命力を引き出す栽培方法を実践しています。ほぼ100人になる卒塾生の大部分が全国各地で農業で自立しており、中には海外での農業協力に進んだ塾生も。
年間約80品目の野菜を栽培するほか、2年間熟成した生醤油やマヨネーズなどの農産加工品も作っています。少肥で栽培した旬の野菜は、宅配便のほかデパートや直売所でも購入できます。農場見学やイベント、料理講習会なども開催しています。
*帰農志塾|キノウシジュク(那須烏山市)